ラリーとは
ラ リ ー と は
富士スピードウェイのように、競技走行をするためのサーキットコースで行う訳ではありません。
ラリー車が競技走行する場所は、普段皆さんが使われることもある「一般道」を封鎖して行う競技です。
サーキットコースの路面は常に整備され、また危険箇所には目立つ目印やガードレール等でバリケードをしてあります。
しかし、ラリー車が走る一般道にはそんなものはありません。アスファルトが割れてデコボコしているところもありますし、峠道の岩肌から雨水が流れ出しているところもあります。また下り坂や上り坂、先も見えない上にガードレールもないようなとこもあります。
そんな過酷な状況の中、ときには100km/h以上速度を出してコーナーを走り抜けます。
「安全かつ速く走る」ために、ドライバーには高い運転のスキルが求められます。
また、ラリーは他のレースと違いコ・ドライバーというナビゲーターも同乗します。
私達が参戦するラリーは、平均で3kmから5kmの距離で時間にしておよそ5分から7分の間になります。
コ・ドライバーはその間、常にドライバーに曲がる方向や路面状況を伝え続けなければ「安全かつ速く走る」ことはできません。
ドライバーとコ・ドライバーが2人で息を合わせ車を走らせる競技がラリーです。
車両も一般道を走るので、普段皆さんが乗られるような車検に通る状態にしなければなりません。
ラリーに必要な安全装備を取り付け、また高度な整備技術で正確な整備をした車で走ることでより「安全かつ速く走る」ことができるようになります。
日頃の仕事の成果を存分に発揮できる場所でもあるラリー活動です。
ここで主に使われるラリーの言葉について説明します。
「サービスパーク」
競技車両が待機している場所です。
ラリー競技のほとんどは、サービスパークに一般の方も入れるので、間近で競技車両を見ることができます。
もちろん写真を撮ることもできますし、有名選手(?)と握手することもできます。
※ 車輌の出入りが頻繁にあるので、良い子は誘導の人の言うことをちゃんと聞いてね
「SS=競技区間」
一般道のある一定区間を封鎖して、他の人や車が入ってこれないようにした競技区間。
競技中のみ、センターラインや法定速度を守らず走行することができます。
※SSとは、スペシャルステージ。
「リエゾン」
サービスパークからSSまでの移動の区間。
一般道を法定遵守して走行します。
ラリー開催中は、色鮮やかにラッピングしたラリー車が何十台も走行するので圧巻です。
写真も自由に撮ってもいいし、ドライバーやコ・ドライバーに手を振ると、嬉しくなってたくさん手を振り返してくれますよ。
カーテックフジラリーチームが
参戦しているラリーについて
TGRラリーチャレンジ
国内ラリーの入門ともいえるラリー。
チャレンジクラスのCクラスと、エキスパートクラスのEクラスがあります。
カーテックフジは、ハチロクにてエキスパートクラスのEクラス参戦です。
TRDラリーカップ
TGRラリーチャレンジに比べ、SSの距離も倍となったり、2日間に渡って競技が行われる2dayだったりと、より技量や整備技術が求められるラリー。